
新企画「My Soundtracks」は、7e.p.所縁のアーティスト達にこれまでの彼らの人生折々のサウンドトラックとなった音楽について語ってもらいます。記念すべき最初のゲストは、去る2月にジョーン・オブ・アークとして来日し連日素晴らしいライヴを披露、Owls13年振りの2ndアルバム『Two』も話題沸騰と、再び音楽的充実期を迎えたティム・キンセラ。伝説のCap’n Jazzでのデビューから20年に及ぶキャリアを経たティムが得意のユーモアを絡めて語る「恋と音楽」…。

5歳 KISS “Double Platinum”
お前はこの地球上で俺のお気に入りの1人だから正直に告白するよ……俺は今恋をしてるんだ。それってとてもヘヴィで重要ことなんだ。これまでに多くの恋愛が失敗していった、不幸なことにね…。その原因として、愛する両親の努力にも関わらず不健康な悲劇やトラウマの温床だった子供時代の経験に加えて、このレコードを非難する必要があるな。なんて最悪でいらつかせるバンドなんだ…。いったい何考えてたんだ5歳のときの俺は? なんてお間抜けだったんだろう。

10歳 Bauhaus “The Sky’s Gone Out“
10歳のとき偶然買ったんだけど、俺のその後の人生と嗜好を基本設定したレコードだね。パンク・ロックが好きだってことは分かってたんだ。演奏が速いからね。で、これ(バウハウス)がパンクのレコード屋で売ってた唯一のバンドTシャツだったから、よく知らなかったけど買ったんだ。当時よく5ドルで(1984年だからね)芝刈り手伝ってたんだけど、その5ドルを持ってレコード屋に行って、先週買ったミュージックテープを売って、新しいテープとそれをダビングする用のテープを買う繰り返しだった。このレコードのB面は今だに自分の人生に起こった最も重要な出来事だね(恋することを除いては、ね)。

15歳 Can “Delay 1968”
どこでこれを初めて聴いたかは正確に覚えてるよ。母さんの車の助手席に乗ってて、友達のエンジェルを降ろしてるときに、カレッジ・ラジオから(このアルバム収録の)“Butterfly”が流れたんだ。この曲が全てを変えたんだ。恋に落ちたとき全てが変わるだろ? あれみたいな感じさ。

20歳 Lungfish
Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish Lungfish

25歳 Captain Beefheart
生きることを、自分自身でいることを、見せかけのルールを破ることを、縛られずに自由にやることを、ダークでダーティーで不器用でいることを、許可を得たり与えたりすることを許可するってのはヘヴィなことさ。それが愛ってもんだろう?

30歳
この年結婚した。一瞬カントリーが好きだったかも。あるいはシンセのインプロもの、多分ドイツのとかね。どうでもいいか。数年間に亘って全感覚が不安定だった時期。聴きたくても全くどんな音楽も聴けなかった。俺の心は死んでたんだ。

35歳 Bad Brains
バッド・ブレインズは、俺の12歳の、13歳の、16歳の、18歳の、21歳の、23歳の、27歳の、29歳の、32歳の、33歳の、間違いなく34歳の、38歳の、39歳のときのフェイヴァリットバンドだ。バッド・ブレインズ!
