James Baluyut/Chris A. Cummings/Andrew Dorsett/David Grubbs/Tim Kinsella/Park Daham/芦田勇人/石井勇/mei ehara/小幡夕起子/片寄明人/小池喬/小林愛/斉藤友秋/サカモトヨウイチ/清水祐也/柔流まぁこん/出戸学/中川晃宏/星野真人/皆木大知/村尾泰郎
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James Baluyut (+/-, Versus)

moools – Weather Sketch Modified
I Am Robot And Proud – People Music
The Microphones – The Glow pt. 2
Owl & the Pussycat – Owl & the Pussycat
Beat Happening – Jamboree
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Chris A. Cummings (Marker Starling)

yumbo – 鬼火 (Onibi)
On my first trip to Japan in 2016 I played with yumbo at Gallery Septima in Tachikawa (now sadly closed). It was a magical night. I immediately loved the sound of yumbo. It was a large band – about 10 people. The fragile, imperfect sound they produced was perfect to my ears. While I was onstage, yumbo’s leader Koji Shibuya asked me to name my favourite Robert Aldrich film. I chose Kiss Me Deadly. Their subsequent double album Onibi (which can be translated into English as either Jack O’lantern or Will-o’-the-wisp) immaculately captures the feeling of the band.
2016年の初来日時に、立川のギャラリーセプチマ(現在は残念ながら閉店)でyumboと一緒に演奏しました。それは魔法のような夜だった。私は即座にyumboのサウンドを気に入りました。10人ほどの大所帯のバンドで、彼らが奏でる儚く不完全な音は、私の耳には完璧でした。ステージ上で、yumboのリーダーの澁谷浩次から「ロバート・アルドリッチの好きな映画は?」と訊かれ、私は『キッスで殺せ』を選んだ。その後リリースされた2枚組アルバム『鬼火』は、このバンドのフィーリングを余すところなく捉えている。
Tenniscoats – Hope you are Wells
I had the pleasure of witnessing the onstage collaboration between Tenniscoats and The Notwist in Cologne in 2017, and the following year I found myself onstage in Tokyo with Tenniscoats, singing the final song on the Beatles’ White Album, Good Night. I always thought of Good Night as one of John Lennon’s most sarcastic songs, but when we sang it together I realized that it also had a sincere, heartwarming quality. The crystal clear perfection of the Tenniscoats’ singing, playing and recording is matched by the crystal clarity of Bill Wells’ songwriting on this extraordinary record.
幸運にも2017年にケルンでテニスコーツとThe Notwistのステージ上でのコラボレーションを目撃することができ、翌年には東京のステージでテニスコーツと一緒に、ビートルズの『ホワイト・アルバム』の最後の曲、”グッド・ナイト”を歌っていました。ずっと”グッド・ナイト”はジョン・レノンの最も皮肉な曲のひとつだと思っていたけれど、彼らと一緒に歌ってみると、この曲には誠実で心温まる良さもあるのだと気づきました。テニスコーツの唄、演奏、録音の透明な完成度と、ビル・ウェルズのソングライティングの透明度がマッチした、素晴らしいレコード。
ゑでゐ鼓雨磨 – 木陰のひわ (Eddie Corman – Kokage no hiwa)
How to describe the rough-edged delicacy of the music of Eddie Corman? As enigmatic as it is beautiful, it always includes a hint of delicious darkness creeping out from the side. This album, named after a yellow-and-black species of finch whose colours adorn the album’s artwork, hews to the delicate side, the instrumentation limited entirely to acoustic guitar and glittering electric piano.
ゑでゐ鼓雨磨の音楽の荒削りな繊細さをどう表現したらいいのだろう。美しく同時に謎めいていて、常に忍び寄る興味深い闇の気配も感じさせる。アートワークを飾る黄色と黒のヒワにちなんで名付けられたこのアルバムは、アコースティックギターときらびやかなエレクトリックピアノのみの編成で、繊細な世界を描いています。
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Andrew Dorsett (LAKE)

Bill Wells – Summer Dreams
A perfect little encapsulated summer breeze of pop minimalism consisting of 12 miniatures, featuring delicate vocals by Aby Vulliamy, and clocking in at just under 12 minutes. It plays as one continuous piece and drifts by effortlessly, but the beauty of the melodies and the open-endedness of the lyrics provide just enough mystery to make you want to hear it again.
アビ・ヴリアミーの繊細なボーカルをフィーチャーし、12曲のミニチュアで構成された、わずか12分弱の、ポップ・ミニマリズムで夏の風を完璧に封じ込めた一枚。一続きの作品として演奏され、無理なく流れていくけれど、美しいメロディとオープンエンドな歌詞が、もう一度聴きたくなるような謎を十分に与えてくれる。
Maher Shalal Hash Baz – C’est la Dernière Chanson
Another collection of beguiling miniatures, but this one is not brief! The record contains 177 little melodic ideas, many stated just once, some with lyrics, and the bonus disk adds another 60 outtakes! Beyond the structural intrigue though, the beauty in it, as with all Maher offerings, lies in the innocence and freshness of the performances. It’s a listening experience like no other I know, challenging yet familiar. Listen more than once and you may find yourself with a 5-seconds-long piece in your head.
これまた魅力的なミニチュアのコレクションですが、こちらは短いものではないです! このレコードは、177の小さなメロディのアイデアで出来ており、それらの多くは一度提示されるだけで、いくつかは歌詞付き、更にボーナス・ディスクには60ものアウトテイクが! しかし構造的な面白さだけでなく、このアルバムの美しさは、他のマヘルの作品と同様に、演奏の無垢さと新鮮さにあります。挑戦的でありながら、親しみやすい、自分の知る限り他に類を見ないリスニング体験。何度も聴いていると、5秒の長さの曲がちゃんと頭の中に入ってくるかも。
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David Grubbs

工藤冬里 – 徘徊老人 その他 (Tori Kudo – Haikairoujin Sonota)
I’m a longtime fan of Tori Kudo’s, and this is a special favorite, especially the world-stopping version of Frank Ocean’s “Thinkin’ Bout You” made as a duet with Nicholas Krgovich. I think I’ve played this track every time I’ve DJed since its release.
工藤冬里の長年のファンですが、これは正にお気に入り。ニコラス・ケルゴヴィッチとのデュエットによるフランク・オーシャンの「Thinkin’ Bout You」の世界を止めるかのようなカバーといったら。これが発売されてから、多分DJする機会があると必ずこの曲をプレイしてきました。
yumbo – 鬼火 (Onibi)
There are not enough hours left in human existence to tire of this one. Effortless, gorgeous, with brass arrangements appearing always at the right moment to set you soaring.
生きている間にこのアルバムに飽きるほどの時間は残されていない。巧妙でゴージャス、絶妙のタイミングで現れるブラス・アレンジがあなたを高揚させる。
Joan of Arc – Testimonium Songs
Wait a second, I play on this one! A pleasant surprise to see that 7e.p. released a Japanese version of this strange, beautiful collection of songs using texts from the American poet Charles Reznikoff (originally developed by Joan of Arc with the theater group Every House Has a Door).
ちょっと待てよ、自分はこのアルバムで演奏してる! アメリカの詩人チャールズ・レズニコフのテキストを使ったこの不思議で美しい曲集(元はジョーン・オブ・アークが劇団「Every House Has a Door」と共同開発したもの)が日本で7e.p.から発売されたのは嬉しい驚きです。
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Tim Kinsella (Tim Kinsella & Jenny Pulse, Joan Of Arc, Owls)

Song: Adrian Orange & Her Band – Interdependence Dance (from “Adrian Orange & Her Band”)
Album: The Microphones – The Glow pt. 2
My longtime favorite 7e.p. track is Adrian Orange & Her Band “Interdependence Dance”: This is a song that first time I heard it I felt complete identification with the singer. I love how awkward & clumsy he comes across, like he really really wants to be a loose & funky guy & is doing it to the best of his ability & what we are hearing is that effort & self-awareness & that is so much more powerful & true than any kind of virtuosity. I love the sound of him psyching himself up quietly on a hot mic during the intro. & I love how the second verse isn’t written poetically or lyrically but just conversationally & he struggles to squeeze it into the melody.
Also I think same as every songwriter my age, The Glow pt. 2 set the standard we all have to aim for for both production & performance.
7e.p.で長年のフェイヴァリットの曲と言えば、エイドリアン・オレンジ&ハー・バンドの”Interdependence Dance”。この曲を初めて聴いたとき、唄い手に完全に共感してしまった。彼の不器用なところが好きなんだ。本当に本当にルーズでファンキーな男になりたいと願って、持てる力全てを尽くして奮闘し、僕らが聞いているのは彼のその努力と自己認識であって、それはどんな名人芸よりもずっとパワフルで真実味がある。イントロの熱いマイクの上で静かに自分を鼓舞しているような響きも好きだし、2番の歌詞が、詩的でも叙情的でもなく、ただ会話的に書かれているところと、それを必死にメロディにねじ込もうとしてるところも好きなんだ。
それから、自分と同年代のソングライター誰にとってもそうだと思うけど、『The Glow pt. 2』はプロダクションとパフォーマンスの両方において、目指さなければならない基準を設定してしまったなと。
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Park Daham (Helicopter Records)

yumbo – 石が降る (Raining Stones)
仙台のバンドyumboの初めてのアナログ盤として覚えています。 DJ時に「人々の傘 People Umbrellas (TK Mix)」をプレイすると、人々が誰の曲なのかを問い合っていた記憶があります。
テニスコーツ&立花泰彦 – ワルツ・フォー・ダビー (Tenniscoats & Tachibana Yasuhiko – Waltz for Dubby)
テニスコーツがジャズナンバーを歌うのは不思議なことです。一方では、これよりも似合うこともないかも。 私の好きな曲は8曲目です。 植野さんのコーラスがすっきりしながらもいいです。
Calvin Johnson & the Sons of the Soil – Calvin Johnson & the Sons of the Soil
私の記憶が正しいなら、大学時代にインターネットでチェックしてよく聴いた記憶があります。 インターネット音楽コミュニティから新しく出たアルバムの中で「迫力あるサウンドが良い」という感じで覚えていました。 その時はキャルヴィン・ジョンソンの背景にあるセレクター・ダブ・ナルコティック、ビート・ハプニング、Kレコーズについては全く知らなかった。 日本に行ってまたこのアルバムに会うことになったときに嬉しかった記憶がありますね。
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芦田勇人 Yuto Ashida (yumbo, Jonathan Conditioner)

Marker Starling – Rosy Maze + I’m Willing
作曲センスが職人です。大好き。まるでRobert WyattのようなSteely Danのような。そしてBurt Bachacachのようでもあります。本当に捨て曲がありません。複雑なアレンジもさらりと聴かせてくれて録音もとてもいい。それでいて本人は譜面が書けない、というところも逆にポップスレジェンドのマナーにさえ感じてしまいます。
来日公演で一緒にNeil Youngの「Like a Hurricane」を演奏したのがいい思い出。
yumbo – これが現実だ (That’s Reality)
発売当時に7e.p.の通販で購入し、特典の『Into The Wild EP』含めて本当に心に刺さり、このアルバムを聴いた多くの人と同じように救われました。
アルバム冒頭の「みだれた絵」のピンと張り詰めた空気感に一気に引き込まれますが、その印象に反して実はこの曲はほぼ白鍵で構成されていることに気づいた時、ポップスの根本的な何かに触れた気がしました。永遠の名盤。
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石井勇 Isamu Ishii (MINOU BOOKS / Autumnleaf)

I Am Robot And Proud – touch/tone
I Am Robot And Proud – Light and Waves
I Am Robot And Proud – Lucky Static
一人の少しシャイで内向的、優しい人柄とはにかんだ笑顔が素敵なショウハン・リーム=アイ・アム・ロボット・アンド・プラウドという音楽家と引き合わせてくれた7e.p.にはとても感謝している。ライブパフォーマンスを見る度に、斬新なアプローチとエレクトロニカというジャンルの地平をどこまでも広げていくような彼の音楽センスにはいつも驚かされる。これからもずっとショウハン・リームのつくる音楽を聞いていきたい。
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mei ehara

細馬宏通と澁谷浩次 – トマトジュース (Hiromichi Hosoma & Koji Shibuya – Tomato Juice)
暮らしの中で無意識に耳へ入ってくるザワザワのようなアルバム。時々親しみに通ずる不器用さも感じられ、妙に落ち着きます。
ゑでゐ鼓雨磨 – 木陰のひわ (Eddie Corman – Kokage no hiwa)
女神さまのような優しいゑでゐさんの歌声と楽曲の中に、ちょっぴりホラーな世界が広がっていそう。童話のようなムードにいつもいつも引き込まれてしまいます。孫のそのまた孫の代まで、永遠に古びてしまわない素晴らしい音楽。
Little Wings – People + Ropes In Paradise
かけていると「貸してほしい」と言われることの多いアルバムです。カーユーザーのところを点々としています。私よりもたくさんの景色を見ていそう。車のステレオでかけたくなる気持ちが良くわかる音楽。
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小幡夕起子 Yukiko Obata (4 bonjour’s parties)

LAKE – Let’s Build a Roof / Oh, the Places We’ll Go
Kの新星、大所帯、男女ボーカル、ホーンアレンジなど、個人的に刺さりまくる要素が盛り沢山のLAKE。もはや2000年代で最も好きなバンドになってしまい、ラブコールを送りまくると、なんとLAKEの来日公演のバックバンドを担当させてもらい、人生最大の思い出となった!メンバーからもらったアナログ盤は宝物です。
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片寄明人 Akito Katayose (GREAT3, Chocolat & Akito)

Nicholas Krgovich – Nicholas Krgovich
このアルバムは衝撃だった。プリファブ・スプラウトからダーティー・プロジェクターズまでを一直線に繋ぐその音楽は、リリースから10年経ったいま聴いても美しい。幕開け曲「The Backlot」は超名曲、必聴です。
LAKE – The World is Real
オリンピアのKレーベルから発表されたこのアルバムは、ソフトロックをはじめとする洗練されたポップ・ミュージックがインディー・ロックと最良の形で結びついた名盤。とにかくセンスがいい。異形のAOR「Takin’ My Time」は2010年代のシンディ・ローパー「Time After Time」だ。
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小池喬 Takashi Koike (シラオカ)

Mount Eerie – No Flashlight
どんなものにもブームがあるけど、二十歳から変わらず聴き続けているのはフィルさんの音楽だけかもしれません。
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小林愛 Ai Kobayashi (toddle)

Mirah – C’mon Miracle + Advisory Committee
Man Made – TV Broke My Brain
764 hero – nobody knows this is everywhere
20周年おめでとうございます!
toddleではツアーやイベントでお世話になりっぱなしです。一緒にsxswにも行きましたね!
私たちも20周年なので同い年だ、また一緒に何かできたらうれしいです。
素晴らしいリリースが山ほどあるので悩みましたが特に聴いた3枚を選びました。
これからもよろしくです!
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斉藤友秋 Tomoaki Saito

yumbo – これが現実だ (That’s Reality)
CD-Rをもらったのがきっかけでファンになり、しばらくしてCDを手に入れた。聴いてみると知らない曲が流れ出した。もらったCD-Rは一曲目が抜けていたのだ。二曲目の「色の無い暮らし」から始まると、全体がこじんまりとした雰囲気になり、視界の広さがまた違って面白い。
名曲揃い過ぎてベスト盤を作っても全曲収録されそうなアルバム。
小池喬 – 宇宙のくしゃみ (Uchu no Kusyami)
友人がなんの前触れもなくCD-Rを二枚くれた。どちらも素晴らしく、その内のひとつがこのアルバムだった。
ポップな柄のシンプルな生地だが、よく見ると柄は小さな文字がひしめき合ってそう見えている、といった印象。もらったCD-Rは何故か初めの三曲が抜けていて、「ショッピングモール」から始まるその曲順もぎゅっと凝縮されていて好きだった。
ジワジワとゆっくり染み込んでくる、末長く付き合いたいアルバム。
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サカモトヨウイチ Yoichi Sakamoto (ELEKIBASS, WAIKIKI RECORD)

LAKE – Giving & Receiving
個人的にLAKEの中で一番好きな「Roger Miller」が収録されている2011年の作品。Ashley Erikssonの歌声もWurlitzerもとても気持ちよく聞ける一枚。僕は運よくアメリカで一緒にツアーを回ることがあり、彼らのライブを見ることができてこのバンドに出会えたことを本当に感謝している。音楽との出会いは人生における大切な友人との出会いみたいなものだと思う。
moools – Rebel Beat Factory Years
きっと全アーティスト(バンド)には、その時その瞬間にしか作れなかった1枚、なんてものが存在すると思うんですが、mooolsのこの初期音源集ともいうべきRebel Beat Factory時代の編集盤は本当に2度と作れない類の作品集で飛び抜けて<孤高>な一枚だと思う。好きか嫌いかは自己責任でお願いします。ってぐらい強烈。
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清水祐也 Yuya Shimizu(Monchicon!)

moools – モチーフ返し (Motif-Gaeshi)
7e.p.のアーティストの来日公演に行って、彼らが対バンだった時の安心感といったら。「originalsoundtrackeasylistening」の叙情も「zippoの絵柄になりなよ」の皮肉も、色褪せるどころか今のほうが響いてくる気がします。腕の良い船頭に舵を預けるように「分水嶺」を永遠に聴き続けたい。
White Hinterland – Phylactery Factory
ダーティー・プロジェクターズとも縁深いケイシー・ダイネルが、ローラ・ギブソンやピーター・ブロデリックらポートランドのミュージシャンと作り上げたゴシック・ジャズ・ポップ。彼女が音楽業界に幻滅してリタイアしてしまったことは残念ですが、本作は少しでも多くの人に聴いてほしい。
Nicholas Krgovich – Nicholas Krgovich
アカデミー授賞式の夜に、ひとりの青年が真冬のカナダで想い描いた空想のハリウッド。のちにビッグ・シーフを手掛けるショーン・エヴェレットが録音し、デヴィッド・バーンも絶賛した名曲「The Backlot」を含む本作を世界に先駆けてリリースしたことは、7e.p.の功績のひとつだと思います。
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柔流まぁこん Jules Marcon (ゑでぃまぁこん)

yumbo – 明滅と反響 (Flicker/Echo
Tenniscoats – Tan-Tan Therapy
Maher Shalal Hash Baz – L’autre Cap (他の岬)
自分の人生を振り返った時によく聞いて感動したこの三作品が7e.p.から発売されている。凄い!
これからもいろんな作品のリリース楽しみにしています。
感謝しております。
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出戸学 Manabu Deto (OGRE YOU ASSHOLE)

Beat Happening – Beat Happening
Beck – One Foot In The Grave
The Six Parts Seven – Lost Notes From Forgotten Songs
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中川晃宏 Akihiro Nakagawa (ココナッツディスク池袋店)

LAKE – Roundelay
7e.p.20周年おめでとうございます!
7e.p.の名盤の中から一枚を選ぶのかなり悩みましたが、
ココ池ロングセラーでもある大好きなバンドLAKEの『Roundelay』を選ばせていただきます。
店頭PLAYしていると必ずといっていいほど、これは誰ですか?
とお声かけいただくすごい作品です。本当に名盤!泣
7e.p.様これからもたくさんいい音楽を教えてくださいね。
これからのリリースも楽しみにしております。
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星野真人 Masato Hoshino (Experimental Rooms)

The Magic Magicians – The Magic Magicians
Mount Eerie – Wind’s Poem
Dustin Wong & Takako Minekawa – Are Euphoria
振り返ってみると、7e.p.は僕の音楽との関わりにいつも寄り添い続けてくれる、個人的なターニングポイントにもおいても重要なレーベルだということに改めて気が付く。
欧米のインディペンデントな音楽シーンに強い影響を受けていた00年代前半の東京でのバンド時代。レーベル第一弾にもなった764ヒーローの中心人物ジョン・アトキンスが率いたデュオ、ザ・マジック・マジシャンズのアルバム『ザ・マジック・マジシャンズ』を手にして2003年の来日公演を見に下北沢シェルターへ足を運んだ。最少編成ながら勢いのある、ニュー・ウェイヴやガレージを彷彿させる真のオルタナティブなバンド・サウンドを肌で感じ、感銘を受けた。
地元新潟に戻り、音楽誌クッキーシーンのコントリビューターとして執筆活動を始めた00年代後半。2010年に渋谷クアトロでのダーティー・プロジェクターズ初来日公演を見に行ったとき、急遽そのフロント・アクトとして登場したマウント・イアリ。ギターの弾き語りで素朴ながら心温まるライヴ演奏とは裏腹に、そのとき新作として携えていたアルバム『Wind’s Poem』の大自然の荘厳さを彷彿させる荒々しさと静けさを同居させた、極めて振り幅の大きなその創造性に衝撃を受け、無論夢中になった。
新潟での音楽イベント開催に注力し始めた10年代。レーベル所属のアイ・アム・ロボット・アンド・プラウドは2010年、2013年と新作リリースのたびに新潟の地を二度踏んでくれた。新潟に来るたびに何故か体調を崩してしまうショウハンがとても心配だったが、予想以上にフィジカルな演奏はいずれも素晴らしく、今となれば良い思い出として心に残っている。2017年にはダスティン・ウォング&嶺川貴子が傑作アルバム『Are Euphoria』を引っ提げて新潟に来てくれた。ふたりの声やギター、そして様々なエレクトロニクスを用いて実験的でトライバルでスピーディー、そして超ポップという魔法のようなサウンドに心が躍った。我が家に宿泊してくれたおふたりが翌朝に我が子と鬼ごっこしてくれた、穏やかで何とも微笑ましい光景はきっと一生忘れない。
こうして7e.p.の作品やツアーにより、お陰様で僕の音楽人生は体感的でより豊かなものとなっているように感じる。20周年おめでとうございます。これからもバイタリティ溢れるご活躍を心から楽しみにしています!
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皆木大知 Daichi Minaki (yumbo, inochi)

Marker Starling – Anchors & Ampersands
Tenniscoats – Hope you are Wells
Maher Shalal Hash Baz – L’autre Cap (他の岬)
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村尾泰郎 Yasuo Murao (音楽/映画ライター)

The Microphones – Mount Eerie
Beat Happening – Beat Happening
Nicholas Krgovich – This Spring Is The One
20周年おめでとうございます!
改めて7e.p.のカタログを見渡すと、そこに紛れもなく「インディー・スピリット」が宿っていることがわかります。もはやメジャーもインディーもない時代になったからこそ、なおさら痛感。
僕が初めて7e.p.でライナーノーツを書かせてもらったのは、20年前にリリースされたマイクロフォンズ『マウント・イアリ』でした。久しぶりに聴き直したら、すごく良いアルバム。まだライターとしては駆け出しの頃で、ヘタクソなライナーが申し訳ない…。マイクロフォンズ/マウント・イアリのフィル・エルヴラムのように、アーティストと信頼関係を結んで継続して日本盤を出しているのも7e.p.の素晴らしいところ。ビート・ハプニングのカタログが揃っている、つまり、キャルヴィン・ジョンソンが信頼を置いているということも大したもんだと思います。
あと、7e.p.の作品はその時々に話題になっているアーティストのものではなく、主宰者の斉藤さんが吟味して選んでいることが伝わってくる。そういうところもリスペクトしています。最近のアーティストでは、ニコラス・ケルゴヴィッチやマーカー・スターリングがお気に入りなのですが、ニコラスの『ディス・スプリング・イズ・ザ・ワン』みたいに、新作に日本盤では手に入りにくい作品も加えて2枚組でリリース。しかも良心的な価格で、というサービスも嬉しい。
フィジカル(もの)でリリースすることの意味を問われる時代になっていますが、僕にとって7e.p.のCDはアーティストや斉藤さんからの手紙のようなもの。そんなふうに感じさせてくれるレーベルなのです。
