Everybody Digs 7e.p. (Tell Your Favorite) – Part 2

Markus AcherBrent ArnoldSam CoomesJohn DieterichKim YounghyukThao Nguyen天野龍太郎有賀誠文井川晃里石谷翔ゑでゐ鼓雨磨勝浦隆嗣亀田JP鈴木喜之高柳あゆ子田渕ひさ子辻友貴のむみち波田野州平三品輝起村岡充森本アリ

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Markus Acher (The Notwist, Hochzeitskapelle, Spirit Fest)



It is so difficult to pick only 3 albums and songs from a catalogue full of my absolute favourite bands…Mirah, Microphones, Beat Happening, WHY?, Karl Blau, Julie Doiron, Lou Barlow, … But here are three that have a special place in my heart:

ミラー、マイクロフォンズ 、ビート・ハプニング、WHY?、カール・ブラウ、ジュリー・ドワロン、ルー・バーロウなどなど、絶対的なお気に入りアーティストで満載のカタログからたった3つのアルバムと曲だけを選ぶのはとても難しいけれど、ここでは自分の心の中でも特別な位置を占める3点を。

yumbo – 鬼火 (Onibi)
This album is a pop-masterpiece with incredible songwriting, arrangements and playing / singing. “The devil song”

このアルバムは、最高のソングライティング、アレンジメント、演奏/歌唱によるポップ・マスターピース。”悪魔の歌”

テニスコーツ&立花泰彦 (Tenniscoats & Tachibana Yasuhiko) – Waltz for Dubby
Tenniscoats playing and singing Jazz-Standards in a Dub-style is wonderful, wild and very touching. “My Funny Valentine”

テニスコーツがジャズ・スタンダードをダブ・スタイルで演奏し歌うのは、素晴らしくて、ワイルドで、とても感動的。”マイ・ファニー・ヴァレンタイン”

Adrian Orange & Her Band – Adrian Orange & Her Band
When this album came out, I was shocked and fascinated by such a beautiful mess and it soon became an absolute favourite. So great! “Fire Dream”

このアルバムが発表されたとき、とてつもなく美しい混乱ぶりに衝撃を受け、魅了され、すぐに絶対的なお気に入りになりました。最高! ”ファイアー・ドリーム”

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Brent Arnold




3 of my (many) favorites on 7e.p.!

7e.p.の(沢山の)お気に入りから3枚!

moools – Weather Sketch Modified
Well, of course I love this one so much. I arranged the strings and played cello and grew so close to these songs. moools are a special phenomenon. Iruiranai gives me so many feelings! 

勿論、このアルバムのことは大好き。このアルバムのストリングスのアレンジをして、チェロを弾き、これらの曲に親しんできました。モールスは特別な存在です。”いるいらない”を聴くと、いろいろな思いがこみ上げてくる! 

Karl Blau – Beneath Waves
This is one of my very favorite albums by this hardworking, underrated, and always kind artist. He’s a person you just love when you meet him, and his music is the same way. And the horns! Fabulous.

ハードワーキングで、過小評価されていて、常に親切なこのアーティストの中でも、フェイヴァリット・アルバムの一枚。彼は会った瞬間に好きになる人ですが、彼の音楽も同様です。そしてこのホーン(アレンジ)! 素晴らしい。

Mirah – (a)spera
I love Mirah and Phil Elverum so it’s unsurprising that this album is great. Beautiful work and just the sound and feel and warmth of it is incredible and tender.

自分はミラーとフィル・エルヴラムが大好きなので、このアルバムが最高なのも当然。美しい作品で、そのサウンド、感情、暖かさは信じられないほどに素晴らしく、とても優しい。

Koji and 7e.p., thanks for all of your work over the years! You helped a lot of beautiful music get made and get heard.

長年お疲れ様、コウジと7e.p.! あなたは、たくさんの美しい音楽が作られ、聴かれるのを助けてくれました。

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Sam Coomes (Quasi, Jon Spencer & the HITmakers)




moools – Poet Portraits Years
I especially like the earlier material, which sounds so noisy & free. I ripped off a moools song to make a Quasi song some years ago, but I never could find the song I ripped off on a record…I just remembered it from a performance.  Such a great live band.

ノイジーで自由な感じの初期の音源が特に好き。何年か前にモールスの曲をパクってクワージの曲を作ったのですが、そのパクった曲がどのレコードに入ってるか判明せず…ライヴを観て記憶していたので。素晴らしいライヴ・バンド。

yumbo – これが現実だ(That’s Reality)
I was also a fan of Maher Shalal Hash Baz…this one I chose a little randomly…I like it all. 

(彼らに加えて)マヘル・シャラル・ハシュ・バズのファンでもあるので、ちょっとランダムにこれを選びました。何しろ全部の作品が好きなので。

The Black Heart Procession – the Spell
American, but still pretty good!

これはアメリカのバンド、でもやっぱり良い!

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John Dieterich (Deerhoof)




Tenniscoats – Tan-Tan Therapy
This record has served as a reference point for me over the years of what truly creative music can be. It’s so fun and beautiful and strange and ridiculous. Its power seems to come from someplace deep in the earth. There are few bands that could pull off the balancing act that Tenniscoats do on this record. Umbarepa forever!

このレコードは、何年にも渡って、自分にとって、真に創造的な音楽とはどういうものかという基準点であり続けています。 とても楽しく、美しく、奇妙で、バカバカしさもあり。 そのパワーは、地球の奥深いところからやってくるよう。 このアルバムでテニスコーツがやっているようなバランス感覚を持ったバンドはほとんどいない。ウンバレパよ永遠に!

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Kim Younghyuk (Gimbab Records)




Sunset Rubdown – Dragonslayer / Random Spirit Lover
2 favorite albums from my favorite artist, maybe I’ve heard these 2 more than 200 times…

ファイヴァリット・アーティストによるファイヴァリット・アルバム2枚。たぶん200回以上聴いてると思う…。

Mount Eerie – A Crow Looked At Me
We promoted “Mount Eerie Live In Seoul (2018)”, and it is unforgettable – he played a lot from this beautiful album, easily it’s one of the best shows in that year.

2018年にマウント・イアリのソウルでのライヴを主催しましたが、とても忘れられないものとなりました。彼はこの美しいアルバムからたくさん演奏し、間違いなくその年最高のライヴの一つでした。

Marker Starling – Anchors & Ampersands
Marker Starling – High January + Trust An Amateur
Anchor in this place, trust 7e.p., and will be able to find your new favorite artist, as I found Marker. 

最後はこちら。7e.p.を信頼すれば、あなたの新しいお気に入りのアーティストを見つけることができるはず。私がマーカーを見つけたように。

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Thao Nguyen




Dustin Wong and Takako Minekawa – Are Euphoria  
テニスコーツ&立花泰彦 (Tenniscoats & Tachibana Yasuhiko) – Waltz for Dubby
Little Wings – Magic Wand
I Am Robot And Proud – Lucky Static
小池喬 – 宇宙のくしゃみ (Takashi Koike – Uchu no Kusyami)  

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天野龍太郎 Ryutaro Amno (編集者・ライター)




Mount Eerie – A Crow Looked At Me
 7e.p.が設立から20周年ということは、ぼくが12歳か13歳のころにレーベルが始まったということになります。そう考えると、「20周年、おめでとうございます!」というお祝いの言葉よりも先に、「すごい!」とか、「よくぞここまで!」とか、「斉藤さん、お疲れ様です! これからもがんばってください!」とか、なんだかそういう思いばかりが浮かんできました。
 7e.p.といえば、なんといっても、Kのすばらしい作品の数々を最適かつ美しいかたちで、そして、ある種の使命感のようなものを持って、この国のリスナーに紹介してきたレーベル、ということになります。もちろん、ぼくはKの作品の大半を後追いで聞いていて、きちんと聞いていないものも少なくないわけですが、その中でも、当時20歳そこそこのじぶんにアクチュアルなものとして突き刺さったのは、ザ・マイクロフォンズやマウント・イアリの音楽でした。たとえば、マヘル・シャラル・ハシュ・バズの『他の岬(L’Autre Cap)』やyumboの『鬼火』などは、個人史においてはとても重要なアルバムです。でも、すくなくとも、ぼくにとっては、7e.p.というレーベルのことを考える時には、フィル・エルヴラムの音楽が思い浮かびます(だからこそ、もし、7e.p.というレーベルがこの国に存在しなかったとして、ザ・マイクロフォンズやマウント・イアリの作品に触れる機会がなかったとしたら……、なんて考えると、ぞっとします)。
 ザ・マイクロフォンズのあの美しい『The Glow pt. 2』は、ほんとうに大好きな作品です。ただ、やっぱり、リアルタイムで聞いて強い衝撃を受けた、忘れがたいマウント・イアリの『A Crow Looked At Me』が、ぼくにとっての「7e.p.の一枚」です。
 『A Crow Looked At Me』は、発表されるやいなや海外で絶賛されていて、ぼくは7e.p.がリリースした国内盤をすぐにタワーレコードに買いに走りました。そして、それから5年経った今でも、このアルバムは、けっして消えない傷跡のように、じぶんの中に留まりつづけています。
 『A Crow Looked At Me』には、拭い去れない痛み、かなしみ、喪失感――ふつうだったら表現することなんてできない感覚や感情が、音楽として定着しています。そういう痛みやかなしみを、しずめるのでもなく、いなすのでもなく、乗り越えようとするのでもなく、癒やすのでもなく、ただ「痛い」、「かなしい」と、ものすごく個別具体的で固有な経験に根ざした言葉とサウンドで表現して、描写すること。フィルの歌い口は、とても穏やかで、なおかつ優しくさえもあるのですが、だからこそ、かえって、とてもかなしい。
 『A Crow Looked At Me』と、それに続く『Now Only』は、2018年の来日公演の記憶とともにあります。7th FLOORのエントランスで手渡された訳詞のブックレットを読んだり、ただじっとフィルの歌とギターに聞き入ったりしたあの夜のことを、忘れることはないでしょう。そして、これから先、ぼくは、『A Crow Looked At Me』に耳を傾けるたびに、人生のことをちょっと考えたりするにちがいありません。

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有賀誠文 Masafumi Aruga




Jeff Hanson – Son
Jeff Hanson – Jeff Hanson
一聴しただけでは性別不詳、天使の歌声を持つSSW、エリオット・スミスの後継者なんて言われてKRSから華々しく登場したジェフだけれど、2009年に31歳の若さで亡くなってしまった。2006年の初来日ツアー、音楽性とは裏腹なざっくりした性格に驚き笑わされたことを思い出しつつ、わずか3枚のアルバムを遺し逝ってしまった、その稀有な才能の喪失にいまだ打ちひしがれる。

The Magic Magicians – The Magic Magicians
Hush Harbor、764-Hero、The Can’t Seeのジョン・アトキンスと、Caustic ResinやThe Black Heart Processionを経てModest Mouse、The Shinsなどでドラマーを務めてきたMister Heavenly、Cold War Kidsのジョー・プラマーによるデュオの2ndアルバム。両者の個性や魅力がダイレクトに堪能できる、どシンプルでストレートかつ歌心も満載のロックサウンド。

Mirah – C’mon Miracle + Advisory Committee
00年代初頭のKレコーズで一番存在感があったSSWの一人、Mirah。この7e.p.限定盤は彼女の3rdアルバムに2ndアルバムを丸ごとくっつけた贅沢すぎる入門最適仕様。音を聴けばすぐにピンとくるだろうけれど、この2作はThe Microphones/Mount Eerieのフィル・エルヴラムがプロデュース、ダブ・ナルコティック・スタジオでレコーディングされていて、まるで当時の米オリンピアの空気感が詰め込まれているかのようで最高。2011年リリースのThaoとの共作盤『Thao & Mirah』をプロデュースしたtUnE-yaRdsが好きな人にも間違いなくおすすめ。

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井川晃里 Akinori Ikawa (Impulserecords / KILL YOUR SOUNDS / TOONICE / 燦庫-SANKO-)




LAKE – Roundelay
7e.p、20周年おめでとうございます!!!
ツアーでも沢山お世話になっており、斉藤さんから聞かせて頂く話はいつも興味深く、本当に面白いです。

何枚かを選出する、と言うのはかなり困難な、超良質な作品のみをリリースされている7e.p.、その中での1枚…………JAPAN TOURを待ち望んでいたLAKEのRoundelayを選ばせて頂きます。

7e.p.にまだ触れられたことが無い方にもお勧めしたい、極上のPOP MUSIC!!
さらっと聴いても耳馴染みの良い印象の音ながら、聴くたびに新たな発見がある、まさしく歴史的名盤かと思います。


今の騒動が落ち着いたら、また必ずJAPAN TOURをお願いしたいです…………。
それまで、アルバムを聴き続けます!!

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石谷翔 Sho Ishitani (シラオカ)




Julie Doiron – So Many Days
気だるい朝にそっと寄り添ってくれるアルバム。
なんとなく気持ちが整う感じがしてよく聴いてます。
押し付けがましくなくて、かといって突き放してるわけでもない。
ちょうどいいところが好きです。

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ゑでゐ鼓雨磨 Eddie Corman (ゑでぃまぁこん)




Nicholas Krgovich – Nicholas Krgovich
7e.p.のリリースの中では好きな作品がいっぱいあるけれど、本当に思い入れの強い作品は、コチラです。
バーキトラム・プラザというバンドを知った時から気になって、p:anoを聞いてますます好きになって、カナダの友人がNo Kidsを教えてくれて、さらにさらに好きになって、その後、このアルバムを初めて聞いた時の衝撃! 本当にワクワクした時のこと、何度聞いてもよみがえります。ほいでもって、まさかニックさん本人に会えて、一緒にライブできる日が来るとは思いもよりませんでした。めちゃくちゃ大好きなアルバムです! Nicholas Krgovichさんが大好きです☆

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勝浦隆嗣 Takashi Katsuura (OGRE YOU ASSHOLE)




Moonface – Organ Music not Vibraphone like I’d Hoped
Marker Starling – Anchors & Ampersands

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亀田JP JP Kameda (ELEKIBASS)




Karl Blau – Beneath Waves
7e.p.さんにコメントを寄せるにあたり、まず最初に思い浮かんだのが、このアルバムです。
Kレコーズに、こんなポップな人がいたなんて!と驚きました。このカール・ブラウをきっかけに、その後、リトル・ウィングスやLAKEも好きになったと思います。
このアルバムでは、1曲目「Crashing Waves」と、5曲目「Into the Nada」が好きです。1曲目はアウトロでホーンが入ってくるところ、5曲目はあのギターリフ。
来日ライブを渋谷O-nestで観ました。一人で多重コーラスと多重ギター演奏、最高でした。

Little Wings – Light Green Leaves
最初に聴いたリトル・ウィングスのアルバムだと思います。このナチュラルな感じ、この雰囲気。カイルの歌、声、伴奏のつまびくギター。ジワジワと好きになって、今も続いています。
リトル・ウィングスの来日ツアーのとき、少しだけ共演させてもらいました(貴重)。初めて顔合わせしたリハーサルスタジオで、リハが終わった後、カイルが胸に付けていた缶バッジ(カイル画)を、僕が欲しいと言ったら、もらうことができました。今も僕の胸に時々付けています。カイルの絵、とても好きです。

LAKE – The World Is Real + Circular Doorway
音楽と人生が共にある感じ、それがとてもナチュラルで、歌も演奏も、彼らの日常の一部のように感じました。
イーライ・ムーアとアシュレイ・エリクソンとは、アメリカ東海岸を数か所、ツアーしたことがあります(アシュレイのソロ名義で)。このアルバムは、その当時に発売されたような記憶があります。アルバムジャケットが印象的。今回ピックアックしたアーティストは、僕の人生を豊かにしてくれました。

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鈴木喜之 Yoshiyuki Suzuki (編集者・ライター)




Joan Of Arc – Tim Melina Theo Bobby
ティム・キンセラのことは、USインディー・シーンでも有数の、ユニークな才能の持ち主だと信じています。ジョーン・オブ・アークとしてのアルバムは、これが最後となりましたが、本当に最後まで面白い作品を作り続けてくれましたね。もちろん、新たな形態をとった今後の活動にも期待してます。

moools – Weather Sketch Modified
いまだに、ふとした弾みで「気象衛星」が脳内ループすることがあって、それくらい取り憑かれました。他にも好きな曲がいっぱい入ってます。この時期の(だけに限定はしませんが)ライヴ音源を、いつかリリースしてほしい。

ゑでゐ鼓雨磨 – 木陰のひわ (Eddie Corman – Kokage no hiwa)
たいへん恥ずかしながら、わりと最近になってから、ゑでぃまぁこんを知って、今更ながらその不思議な魅力を噛み締めはじめました。この関連作も、これからじっくり聴き込んでいくつもりです。

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高柳あゆ子 Ayuko Takayanagi (yumbo)




小池喬 – 階段のあがりはな (from “宇宙のくしゃみ”) (Takashi Koike – Kaidan no Agarihana from “Uchu no Kusyami”)
学校という場所はいつまでも好きになれないのだけど、学校で見る光のいくつかはとても美しいと思う。階段のあがりはなから見上げる光もその1つで、聞くたびにこの歌からは、光の粒子が舞って見える。

Marker Starling – Husbands (from “Rosy Maze”)
旅に出て歌っても、夜にはしゃいで飲み潰れても、大勢の前でプレゼンしても、私は妻に娘に姉に戻っていく。全く忘れることもあるのに、何度でも何度でも戻っていく。軽やかに行き来していいのだと気付かせてくれる歌。

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田渕ひさ子 Hisako Tabuchi (NUMBER GIRL, toddle, bloodthirsty butchers)




Mount Eerie – Sauna
音が響く空間の心地よさとダークなシンセに吸い込まれそうになります。白黒の絵に赤い文字のジャケが凄くこのアルバムの内容を表しているようでとても大好きです!

Spencer Krug – Fading Graffiti
シンプルな楽器構成でも豊かな表現力で大好きなアルバムです!普段バンドで活動している人が出したソロアルバムというのがとても好きで、wolf parade も大好きなので、ほんとに何度も聴いた思い出深い作品です!

純粋にかっこいい音源しかリリースしない7e.p.様にはいつもお世話になっています!信頼と尊敬です!
記念すべきコンピレーションに参加できてとても光栄です!!
20周年おめでとうございます!

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辻友貴 Tomoki Tsuji (cinema staff / peelingwards / LIKE A FOOL RECORDS)




I Am Robot And Proud – uphill city – 10th anniversary edition
大学生20歳くらいだった時、来日ライブ名古屋ハックフィンで生初観。共演はRADICAL FACE、group_inou。ヤマハのテノリオンをお客さんに触らせて即興で作り上げていくライブに感銘を受けた記憶です。

764 hero – Moss Walls Don’t Breathe
こちらも学生時代7e.p.斉藤さんと出会い、ありがたいことに7e.p.カタログサンプルを沢山頂き初めて聴きました、バンド名がまず好き、こういうサウンドって一体どうやったら出せるんだとメンバーと話した記憶。来日は観れませんでした涙

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のむみち Nomumichi (古書往来座店員、『名画座かんぺ』発行人)




Kabaddi Kabaddi Kabaddi Kabaddi – 完全な昼間 (Kanzen na Hiruma)
店舗のBGMは難しい。うるさすぎたり、言葉が溢れすぎていたり、思わず聴き入ってしまうような音楽は、お客さまの意識の妨げになるから。日本一カバディをかける店を自称するmy職場・古書往来座、再生回数はまもなく1900回に届きます。

Marker Starling – Rosy Maze + I’m Willing
みんな大好き「Stormy」を含む最高のカバーアルバムと、最高にポップなオリジナルアルバム「Rosy Maze」がカップリングされた最高の一品! 大好き!

Little Wings – Look At What The Light Did Now (from “Light Green Leaves”)
おそらく、46年の人生で聴いた曲(といって大した数ではないけれど……)の中で好きな曲のベスト10に入ると思う。7年前、神保町の小さなハコ「視聴室」で生でこの曲を聴けたのは、生涯のヨロコビです。

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波田野州平 Shuhei Hatano (映画作家)




The Microphones – Mount Eerie
一体いつになったら歌が始まるんだろうかという不安な気持ちで遭難しかけながら、なるほどでもこれはこれで確かに山っぽいとそのサウンドスケープに聞き入っていると、不意に晴れた霧の間から眼前にあらわれたのは人懐っこいたぬきのような歌声で、そこからはその小動物と親密に、時には化かされながらも一緒にロングトレイルを楽しみました。
(そしてフィル・エルヴラムの伴侶であるジュヌヴィエーヴ・カストレイが、2010年3月17日に目白のブックギャラリー・ポポタムで行ったライブ終了時に、ふたりが仲睦まじくハイタッチを交わしたその瞬間を生涯忘れることはないでしょう。)

yumbo – 鬼火 (Onibi)
「人々の傘」を初めて聞いたのは2012年4月28日の簗田寺でのライブでした。徐々に崩壊していくと同時に統合されていく歌世界に驚かされ、その後発売されたこの2枚組円盤に収められた「偉大なるサークル」の甘美なメロディーと共に示された円環する終わり(あるいはEndless Beginnings)を飄々と歌う詩人の言葉にすっかり囚われて、ループして聞きました。

Beat Happening – Dreamy
キラキラでもふわふわでもない夢見心地とはこれいかに。キャルヴィン・ジョンソンはライブの物販に手を抜かない。2009年の来日時には数種類からなる1本1000円の自家製ミックステープを自分のCDより大量に用意して売り捌く。ツアーにおける物販売上の重要性をその膨大なツアー経験から誰よりも心得ているリアリストは、何事も自分の手でやるしか他に方法はないと、目を閉じないで見る夢をつかむ方法を教えてくれるドリーマーでもありました。
(そのキャルヴィンが主宰するK Recordsを中心に、オリンピアやポートランドのインディーシーンを捉えたドキュメンタリー映画『Songs for Cassavetes』(2001)では、みんなが口を揃えてDIYで活動することの喜びと苦労を語っています。中でも、おそらくライブ後のヴェニュー入り口の路上に座り込み取材に応じるコリン・タッカー(スリーター・キニー)の「自分自身を売り渡してはいけない。そうすれば自殺なんてしなくてすむ。」という言葉は今なお強く響きます。) 

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三品輝起 Teruoki Mishina (FALL)




yumbo – 嘘の町 (from “鬼火”) (Uso no Machi from “Onibi”)
Bill Wells – You Wanted The Summer (from “Summer Dreams”)
工藤冬里 – Thinkin’ ‘Bout You (from “Haikairoujin Sonota”)

くりかえし何度も聴いてきた3曲。

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村岡充 Ju Muraoka (Test Pattern)




Calvin Johnson & the Sons of the Soil – Calvin Johnson & the Sons of the Soil
WHY? – Moh Lhean
細馬宏通と澁谷浩次 – トマトジュース (Hiromichi Hosoma & Koji Shibuya – Tomato Juice)

いつもこちらの生活の穴にタイミング良く放り込んでくれてありがとうございます。

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森本アリ Ali Morimoto (旧グッゲンハイム邸|三田村管打団?|音遊びの会|シオヤプロジェクト)




Tenniscoats – Tan Tan Therapy
Bill Wells – Summer Dreams
Dustin Wong & Takako Minekawa – Are Euphoria

7e.p.20周年おめでとうございます。
旧グッゲンハイム邸で開催される7e.p.企画の楽しみは、音楽家とライブのみならず、漏れなく斉藤さんと「斉藤7e.p.物販」が付いてくることだ。物販の箱には実に細かな分別が施されていて、レーベルならではの在庫状況を反映した割引やセット買い、まとめ買いが楽しくなる仕掛けがしてある。そして、僕はいつも斉藤さんに知らないものを教えてもらいながら、なんだか破格の割引をしてもらい、未知の世界の扉を開けてもらう。

こうやって百数十枚のカタログを眺めて、僕に向かって「よく会ってるねー」「久しぶりー」と目が合うジャケは、テニスコーツとビル・ウェルズの諸作、そしてダスティン・ウォング&嶺川貴子。テニスコーツとtapeの共作第1弾「タンタン・テラピー」を7e.p.がリイシューしてくれているのも英断。リリースされた時に試聴コーナーでヘッドフォンをつけて、しばらく緊張して耳がヘッドフォンに貼り付いていた。とても繊細な音作り。繰り返し聴くというより大事にして落ち着いて耳を澄ませて聴く、そんな未来に輝く傑作だと思う。

ビル・ウェルズの「サマー・ドリームス」はいつ聴いても優しく包み込んでくれる、それぞれ1分程度のシンプルで美しい12の掌編。「タンタン・テラピー」とは対極の、終わったらそのまま続けて再生ボタンを押してしまう音楽。これは2013年「音遊びの会」のUK遠征にてグラスゴーでビル・ウェルズとの共演が用意されていた時に、そのために書き下ろされ、公演の来場者配布用のCD-Rとして限定作成されたものだった。音源を気に入った斉藤さんが正式に音盤化し、さらには秋・冬とシリーズ化された。このシリーズのどこかに関わったということは、僕は何にもしてないけど誇らしい。